計43曲の編曲を担当しました、
山田和樹 アンセム・プロジェクト で、
民族性溢れる曲、私が編曲した中で、印象に残った 世界の音楽 をご紹介してみたいと思います。
下記リンクより、Apple Music で お聞きいただけます。
私の web site にも、頑張って Apple Music のリンクを 貼りましたwww
ブータンの国歌は、かなり印象に残っています。
プロジェクトに関わった上での、ざっくりとした印象ですが、世界の国歌の 30% 程度は、
現地の民族性や音楽性と関連の無い、軍歌のような音楽でした。
それも、かつての植民地としての支配や宗教などが、色濃く反映されている国も多くありました。
その中で、
ブータンの国歌 「雷龍の王国」
“Druk Tsendhen (འབྲུག་ཙན་དན)” は、かなり民族性の高い曲でした。
原曲は こんな感じ
歌には、独特の民族の こぶし のような 感じがあります
インストには、ブータンの 風景 が さらに 見える 音色
日本古来の音楽も、ペンタトニック (5音音階)がありますが、ブータンの国歌や、エチオピアにも、ペンタトニックの民族音階があり、同じペンタトニックなんだけれども、放っている雰囲気が異なります。
東京混声合唱団のアカペラ Ver. ブータンの国歌では、歌のポルタメントを使って、効果的な編曲に努めました。
冒頭のソロを務めてくださった、東混の 平野 太一朗さんが 素敵なお声で紹介してくださっています。
(そう。東混さんは当時、山田マエストロの来日に合わせ、嵐のようなスケジュールをこなしておられました。)
(あれは、まさしく、襲来 )
次は、個人的に ただ好きだった曲を挙げますけれど www
私は サモア諸島 の国歌 が 好きでした。ストリングスと打楽器、ピアノの編成で、編曲させていただきました。
オリジナルのサモアの国歌は、こんな感じで、比較的 新しい 独立国では、こんなポップスの国歌もありました。
国民的なポップスの歌手が、ジャズやポップスのフェイク(2,3番などで、アドリブを取ること)をしていたり…
日本人が「君が代」を歌う感覚とは、異なりますね。
スポーツのスタジアムの国歌斉唱で、歌手がフェイクして、めっちゃ盛り上げている国歌は、いくつかありました。www
先ほど、ペンタトニック のお話が出ましたが、エチオピアのペンタトニックは、日本の演歌とめちゃめちゃ通じる雰囲気があります。この編曲は、演歌を意識して www ペンタトニックを しっかりwww
多分、これは エチオピアで 、エグザイルのような ポップスなのでしょうか…
他にも 面白い 曲がたくさんありました。
また今度…続きを書けたら…