佐藤義美の詩による3つの歌
Three Songs on Poems by Yoshimi Sato
for Two-parts / Three-parts mixed chorus and piano
詩 佐藤 義美
Words by Yoshimi Sato
曲 森田 花央里
Music by Kaori Morita
あおいとり メーテルリンク
つゆの 日のうた
おぼえてる
豊かな自然と美しい水、大地の恵みや力強さを持つような野菜、お米、美味しい食事、この時代においても、ゆるやかに時が流れる町。出会った人々はあたたかで、まだ町全体がつながっているような人情が漂っていました。
詩人・佐藤義美は、故郷・竹田の景色や幼い頃の思い出を胸に抱いていたのだと思います。彼の詩には、子どもの心、眼差しがあり、万物への慈しみを垣間見ることができます。そして、大人として、子どものために何かできることはないのかと、創作においても、生涯においても、使命を全うしたような人間への愛を感じました。
「あおいとり メーテルリンク」は未発表、手書きの原稿が見つかった幻の詩とのことで、詩人の研究をされている方々のお力も借りながら、私の生まれ育った大分で初演をさせていただける有難いご縁となりました。
私たちが「おぼえてる」大切なものは、この世界からは無くなってしまっても、残っています。人生に押し寄せる様々な波にのまれそうな日々もありますが、ある日の風の匂い、日差しや風景に蘇る記憶、「小さい虹」を見ていた、あなた自身の心。大切なものを、いつもそばに置いておけますように。
ご縁を導いてくださり、様々なお力添えをいただいた竹田の皆さん、一生懸命に歌ってくださる横顔、人々の優しさ…、私もおぼえています。
私たちは、この世界で「あおいとり」に出会えるのでしょうか…
詩人の遺志を紡いで
森田花央里
この曲集は、もともと混声三部合唱のために書かれ初演されましたが、
Soprano / Alto のパートのみを使って、女声二部合唱で演奏することができます。
また上記パートをオクターブ下げることで、男声二部合唱で演奏することもできます。
premiere
2025年1月26日
竹田市総合文化ホール グランツたけた〈廉太郎ホール〉
佐藤義美生誕120年記念『みんなのたけた童謡祭〜隠れた名曲を歌い上げる〜』
グランツ合唱塾
指揮 : 菊村 隆史
ピアノ : 森田 花央里
